【2026年版】静岡市のリフォーム補助金完全ガイド|国・県・市の制度と申請の流れ

目次
  1. 静岡市のリフォーム補助金は3階層で考える
  2. 国の補助金(住宅省エネ2026キャンペーン)
  3. 先進的窓リノベ2026事業(最大100万円)
  4. みらいエコ住宅2026事業(最大100万円)
  5. 給湯省エネ2026事業(最大18万円)
  6. 静岡県の補助金
  7. 住んでよし しずおか木の家推進事業(最大18万円)
  8. こどもみらいテレワーク対応リフォーム補助制度(最大39万円)
  9. 静岡市独自の補助金
  10. 木造住宅耐震事業(最大100万円)
  11. 空き家改修事業補助金(最大200万円)
  12. ブロック塀等耐震化促進事業(最大25万円)
  13. 介護保険住宅改修費支給(最大20万円)
  14. リフォーム内容別の補助金早見表
  15. 静岡市で補助金を受け取るための申請の流れ
  16. 補助金申請で失敗しないための4つの注意点
  17. よくある質問(FAQ)
  18. まとめ

静岡市でリフォームを検討しているなら、国・県・市の補助金を組み合わせることで工事費の自己負担を大幅に抑えられます。2026年度は最大100万円の窓断熱補助や、空き家活用なら最大200万円の補助制度が受付中です。

この記事では、2026年5月時点の公式情報をもとに、静岡市で使えるリフォーム補助金を国・県・市の3階層で整理して解説します。「外壁塗装は補助の対象外」「国の補助金は予算上限で早期終了する」といった落とし穴もあわせてまとめました。

静岡市のリフォーム補助金は3階層で考える

静岡市のリフォーム補助金は「国・県・市」の3つの実施主体に分かれています。それぞれ対象工事や補助額が異なり、工事箇所が重複しなければ複数の補助金を組み合わせることも可能です。

2026年5月時点で受付中の主な制度をまとめました。

実施主体 制度名 上限額 主な対象工事
先進的窓リノベ2026事業 100万円 窓・内窓の断熱改修
みらいエコ住宅2026事業(リフォーム) 100万円 断熱・省エネ・バリアフリー改修
給湯省エネ2026事業 18万円 エコキュート・ハイブリッド給湯機等の設置
静岡県 しずおか木の家推進事業 18万円 県産材を使った内装仕上げ
静岡県 こどもみらいテレワーク対応リフォーム 39万円 テレワーク環境・子育て対応改修
静岡市 木造住宅耐震事業 100万円 旧耐震基準の木造住宅の耐震改修
静岡市 空き家改修事業補助金 200万円 空き家バンク登録物件のリフォーム全般
静岡市 ブロック塀等耐震化促進事業 25万円 危険なブロック塀の撤去・建替え
国(静岡市が窓口) 介護保険住宅改修費支給 20万円 手すり設置・段差解消等のバリアフリー改修

静岡市は外壁・屋根の塗装や雨漏り修理単独への補助制度を設けていません(市公式HP明記)。塗装工事に補助を使いたい場合は、断熱・耐震工事と組み合わせることで国・県の補助対象になるか、リフォーム業者に確認することをおすすめします。

国の補助金(住宅省エネ2026キャンペーン)

国が実施する「住宅省エネ2026キャンペーン」は、環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携した大型支援策です。2025年11月28日以降に着工した工事が対象で、2026年12月末までに予算上限に達した時点で終了します。

2026年度は前年比で予算規模が縮小しています。先進的窓リノベは1,350億円→1,125億円、みらいエコ住宅は400億円→300億円に減額。2025年は11月時点で発注打切り事例もあり、夏前の申請が安全です。

先進的窓リノベ2026事業(最大100万円)

断熱性の高い窓・玄関ドアへの交換や内窓設置に最大100万円を補助する環境省の制度です。2026年度は補助上限が昨年の200万円から100万円に引き下げられました。申請は早めに動くほうが確実です。

対象工事
内窓設置・外窓交換・ガラス交換、同一契約での玄関ドア交換
補助額
定額補助・最大100万円/戸(1申請5万円以上から対象)
申請期間
2026年3月30日〜予算上限到達まで(遅くとも2026年12月末)
申請方法
「窓リノベ事業者」として登録された施工業者が消費者に代わって代理申請。個人申請は不可

みらいエコ住宅2026事業(最大100万円)

子育てグリーン住宅支援事業の後継として2026年度から始まった国土交通省の制度です。既存住宅のリフォームでは、省エネ性能の向上水準に応じて最大100万円が補助されます。

対象工事
開口部・躯体の断熱改修、エコ住宅設備設置(高断熱浴槽・節湯水栓・節水トイレ等)、バリアフリー改修、子育て対応改修、防災改修など
補助額
上限60〜100万円/戸(省エネ性能の向上水準による。1申請5万円以上から対象)
申請期間
2026年3月下旬開始〜予算上限到達まで(遅くとも2026年12月末)
申請方法
「みらいエコ住宅事業者」に登録された業者が代理申請。先進的窓リノベ・給湯省エネとの併用可(同一工事への重複は不可)

給湯省エネ2026事業(最大18万円)

エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームへの交換に補助が出る経済産業省の制度です。エコキュートなら基本7万円〜最大10万円、電気温水器の撤去を同時に行うと4万円が加算され、最大14万円超の補助になります。

対象設備
エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム(戸建は2台まで)
補助額
エコキュート最大10万円、ハイブリッド給湯機最大13万円、エネファーム18万円(電気温水器撤去で4万円加算)
申請期間
2026年3月31日開始〜予算上限到達まで(遅くとも2026年12月末)
申請方法
「給湯省エネ事業者」に登録された業者が代理申請

静岡県の補助金

住んでよし しずおか木の家推進事業(最大18万円)

静岡県産木材(しずおか優良木材)を仕上げ材として使うリフォームに補助が出る制度です。壁・床・天井の板張りで10㎡以上使用することが条件で、森林認証材を使えば1㎡あたり1,000円が加算され、最大4万円の上乗せになります。

対象工事
しずおか優良木材を仕上げ材(壁・床・天井の板張り)として10㎡以上使うリフォーム。下地材・家具は対象外
補助額
3,500円/㎡×使用面積(上限14万円)。森林認証材で1,000円/㎡加算(上限4万円)、合計最大18万円
申請期間
令和8年度は4月開始予定(要確認)。予算到達次第終了
申請方法
「しずおか木の家推進事業者」に登録された施工業者経由。着工の2週間前までに申請が必要

こどもみらいテレワーク対応リフォーム補助制度(最大39万円)

子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に、テレワーク環境の整備や家事負担軽減のリフォームを支援する静岡県の制度です。テレワーク改修が必須工事で、木材加算を組み合わせると最大39万円に達します。

対象世帯
18歳未満の子がいる世帯、または夫婦のどちらかが39歳以下の世帯
補助額
テレワーク対応:1/2・上限10万円/子育てライフ対応:1/2・上限15万円/木材加算:上限14万円。合計最大39万円
申請期間
令和8年度は要確認(令和7年度は2025年5月〜2026年3月)
注意点
過去に静岡県のテレワーク補助を利用した世帯・住宅は対象外。国の住宅省エネキャンペーンとの併用可

静岡市独自の補助金

静岡市の住宅補助は「耐震・空き家活用・バリアフリー」の3分野に集中しています。申請はいずれも工事着工前が条件で、受付期間は多くが年度内(1月末頃)に締め切られます。

木造住宅耐震事業(最大100万円)

1981年(昭和56年)5月以前に建てられた木造住宅の耐震改修費用を補助する制度です。南海トラフ地震への備えとして静岡市が力を入れており、工事費の8割・最大100万円が補助されます。申請の前に無料の「わが家の専門家診断」を受けることが条件です。

対象住宅
1981年5月31日以前着工の木造住宅(耐震診断の総合評点1.0未満)
補助額
補強計画+工事費の8割、上限100万円(事業費125万円以上で上限到達)
申請期間
令和7年度は2025年4月7日〜2026年1月31日(令和8年度は要確認)
窓口・問い合わせ
静岡市建築安全推進課(TEL:054-221-1124)。代理受領制度あり

空き家改修事業補助金(最大200万円)

静岡市の空き家情報バンクに登録された物件を購入・賃借し、リフォームする際に費用の2/3を補助する制度です。一般世帯は上限100万円ですが、子育て世帯・若者夫婦世帯・市外からの移住者は最大200万円に加算されます。

対象者
市の空き家情報バンク登録物件を購入・賃借した方(売主・貸主側も対象)
補助額
補助対象経費の2/3以内。上限100万円(子育て世帯・市外移住者は200万円)
主な条件
1年以上空き家・独立居住部分40㎡以上・売買契約から1年以内・10年以上居住予定・市町村民税の滞納なし
申請期間
令和7年度は2025年4月下旬〜12月下旬予定(令和8年度は要確認)
窓口
静岡市住宅政策課

ブロック塀等耐震化促進事業(最大25万円)

道路に面した危険なブロック塀の撤去や、安全な塀への建替えを補助する制度です。撤去は上限10万円(避難路沿いは上限なし)、安全な塀への建替えは上限25万円が補助されます。道路から80cm以上のブロック塀が対象です。

介護保険住宅改修費支給(最大20万円)

要介護・要支援認定を受けた静岡市民が自宅をバリアフリー化する際、工事費の最大9割(自己負担1〜3割)が支給される制度です。手すり設置・段差解消・洋式便器への交換などが対象で、生涯の上限は20万円です。

対象者
要介護1〜5、要支援1・2の認定を受けた静岡市在住者(自宅居住が条件)
補助額
上限20万円(生涯)、所得に応じて自己負担1〜3割。実質最大18万円
条件
工事前にケアマネジャーが作成した「住宅改修が必要な理由書」が必須
窓口
葵区高齢介護課(054-221-1180)、駿河区(054-287-8679)、清水区(054-354-2110)

リフォーム内容別の補助金早見表

工事の種類から使える補助金を確認できます。工事箇所が重複しなければ複数の補助金を組み合わせられます。

リフォーム内容 使える主な補助金 最大補助額の目安
窓・内窓の断熱改修 先進的窓リノベ2026事業 100万円
断熱・省エネ改修全般 みらいエコ住宅2026事業 100万円
給湯器の交換 給湯省エネ2026事業 18万円
旧耐震(1981年以前)の耐震改修 静岡市木造住宅耐震事業 100万円
バリアフリー改修(介護認定あり) 介護保険住宅改修費支給 + みらいエコ住宅 20万円〜(組み合わせによる)
空き家の全面リフォーム 静岡市空き家改修事業補助金 200万円(移住者等)
床・壁・天井の木材仕上げ しずおか木の家推進事業 18万円
テレワーク対応・子育て改修 こどもみらいテレワーク対応リフォーム補助 39万円
ブロック塀の撤去・建替え 静岡市ブロック塀等耐震化促進事業 25万円

外壁・屋根の塗装や雨漏り修理のみを行う場合は、現時点で静岡市・県・国の補助金の対象になりません。断熱改修や耐震工事と組み合わせることで、国・県の対象工事に含まれる可能性があります。

静岡市で補助金を受け取るための申請の流れ

補助金は工事後に自動的に受け取れるものではありません。多くの制度で「工事着工前の申請」が必須条件です。流れを把握した上で業者選びを進めましょう。

  1. リフォーム内容を決め、使える補助金を確認する(上記の早見表を参照)
  2. 登録事業者(窓リノベ事業者・みらいエコ住宅事業者など)に相談し、見積もりを取る
  3. 工事の着工前に補助金の交付申請を提出する(国の制度は業者が代理申請、市の制度は施主本人が窓口へ)
  4. 交付決定の通知を受け取る
  5. 工事を実施する(着工は必ず交付決定後)
  6. 工事完了後、実績報告を提出する
  7. 補助金を受け取る

国の住宅省エネキャンペーン4事業は「登録事業者が消費者に代わって申請する代理申請方式」です。まずは「窓リノベ事業者」や「みらいエコ住宅事業者」として登録されたリフォーム業者を探すことが、申請の第一歩になります。

補助金申請で失敗しないための4つの注意点

  • 工事着工前に必ず申請する:国・県・市の補助金は、ほぼすべて着工前の申請が必要です。工事が終わってから「補助金を使いたかった」と申し出ても受け付けてもらえません。
  • 夏前の申請を目指す:先進的窓リノベと給湯省エネは過去に年途中で受付終了した実績があります。2025年は11月時点で発注打切り事例が確認されています。2026年度は予算が前年より縮小しており、8〜9月以降の申請は予算不足のリスクがあります。
  • 同じ工事への重複申請は不可:同一の窓工事に「窓リノベ」と「みらいエコ住宅」を重複申請することはできません。工事箇所が別であれば併用は可能です。複数制度の活用を検討する場合は、業者に工程ごとの申請先を整理してもらいましょう。
  • 静岡市の年度締切に注意する:耐震・空き家関連の補助金は多くが1月末日が受付締切です。12月に着工した場合、実績報告期限(3月末)に間に合わない可能性があります。秋までに着工できるよう計画を立てましょう。

よくある質問(FAQ)

外壁・屋根の塗装は静岡市の補助金を使えますか?
外壁・屋根の塗装や雨漏り修理単独への補助制度は、静岡市では設けていません(市公式HP明記)。ただし断熱性能を高める外壁改修や屋根の断熱工事は、国のみらいエコ住宅2026事業の対象になる場合があります。工事内容の組み合わせについては、リフォーム業者に相談の上で検討してください。
複数の補助金を組み合わせることはできますか?
工事箇所が重複しなければ、国・県・市の補助金を組み合わせられます。たとえば「窓断熱に先進的窓リノベ(最大100万円)+耐震工事に静岡市木造住宅耐震事業(最大100万円)」という組み合わせは可能です。ただし、同じ窓工事にみらいエコ住宅と窓リノベを重複申請はできません。
1981年以前に建てられた住宅で使える補助金はありますか?
静岡市木造住宅耐震事業(最大100万円)が主な補助制度です。まず無料の「わが家の専門家診断」を受け、耐震評点が1.0未満と診断された場合に補強計画+工事費の8割が補助されます。窓リノベやみらいエコ住宅との組み合わせも、工事箇所が別であれば可能です。問い合わせは静岡市建築安全推進課(054-221-1124)まで。
空き家をリフォームして住む場合、いくら補助されますか?
静岡市空き家情報バンクに登録された物件を購入・賃借してリフォームする場合、改修費の2/3(一般世帯は上限100万円、子育て世帯・市外移住者は200万円)が補助されます。省エネ改修も組み合わせると、国のみらいエコ住宅2026事業(最大100万円)との併用も検討できます。
補助金の申請はリフォーム業者に任せれば大丈夫ですか?
国の住宅省エネ2026キャンペーンは「登録事業者による代理申請」が原則のため、消費者が個人で直接申請することはできません。ただし申請内容の確認や決定は施主が行う必要があります。静岡市の制度(耐震・空き家補助など)は施主本人が市の窓口に申請するケースもあるため、事前に業者と役割分担を確認しておきましょう。

まとめ

2026年度の静岡市のリフォーム補助金は、国・県・市の3階層を組み合わせることで効率よく活用できます。

国の住宅省エネキャンペーンは2026年度も受付中ですが、予算規模は前年より縮小しています(先進的窓リノベ:1,350億円→1,125億円、みらいエコ住宅:400億円→300億円)。2025年は11月の時点で発注打切りになった制度もあり、今年も同じリスクがあります。補助金を使うと決めたなら、夏前に登録業者へ連絡して申請スケジュールを固めるのが確実な進め方です。静岡市独自の補助は耐震・空き家活用に手厚い一方、外壁塗装単独は対象外という特徴があります。断熱や耐震工事と組み合わせる設計にするだけで補助の対象範囲が広がるケースも多いので、まず業者に「この工事で使える補助はあるか」を確認するところから始めてください。

シズケンリフォーム 編集部

シズケンリフォーム 編集部

静岡市葵区のリフォーム会社、シズケンリフォーム編集部です。住まいのリフォームに関する情報をわかりやすくお届けしています。